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2019年06月06日

2019年4月開始の有休取得義務化、4人に1人が「知らない」 義務化制度、就業者よりもパートナーの方が「とても嬉しい」と感じている事が判明 有休の活用法「海外旅行」がダントツ1位に ~エアトリが「有給休暇」に関するアンケートを実施~

 総合旅行プラットフォーム「エアトリ」(https://www.airtrip.jp/)を運営する株式会社エアトリ(本社:東京都新宿区、代表取締役社長:吉村 英毅、以下エアトリ)は、10代~70代の男女1,177名を対象に「有給休暇」に関する調査を実施しました。

■調査背景
 2019年4月より、条件を満たす労働者に対して5日以上の有給休暇を取得させることが義務化となりました。義務化の制度が開始し2か月が過ぎ、今月の6月は祝日がない月となります。この「有休取得義務化」はどのくらい浸透し、どのように活用する人が多いのか気になるところです。そこで、エアトリでは「有給休暇」について意識調査を行いました。

■調査結果概要
調査1:2019年4月から、10日以上の年次有給休暇が付与される労働者に対して5日以上の有給休暇を取得させることが義務化されたことを知っていますか?
 4人に1人が「知らない」

 ―7割以上が「知っている」(76.0%)と回答したものの、4人に1人は「知らない」という結果に。
調査2:もし消化していない社員がいた場合、罰則として最大30万円(従業員1人当たり)の罰金が科される可能性がある事を知っていましたか?
 約半数が「知らなかった」
 ―「知っていた」(51.6%)と回答した人の方が多かったものの、約半数が「知らなかった」(48.4%)と回答。
調査3:(有給休暇取得義務対象の人)直近1年間(2018年4月~2019年3月)で何日間の有給休暇を取得しましたか?
 過半数は9日以上の有休を既に取得済み
 ―過半数が「9日以上」(51.2%)と回答し、「5~6日」(11.8%)、「7~8日」(9.8%)を合わせると7割を超える(72.7%)結果に。一方で10人に1人は「0日」(10.0%)と答えました。
調査4:(有給休暇取得義務対象の人)2019年4月以降の有給休暇はいつ取る予定ですか?
 男性はお盆期間がある8月、女性は祝日の無い6月が1位に
 ―お盆期間のある8月が男性1位、祝日の無い6月が女性1位となりました。年度末・年度初めとなる3月と4月は男女共に有休を取得する人は少ないようです。
調査5:有給休暇をどのように活用する予定ですか?
 「海外旅行」に活用する人がダントツ1位に
 ―2位の「国内旅行」(14.8%)に32.8%もの差をつけて「海外旅行」(47.6%)が1位となりました。
調査6:有給休暇取得について取りづらいと感じていましたか?また、取得が義務化となる事で取りやすくなると思いますか?
 有休取得が義務化となる事で7割以上が「取得しやすくなる」
 ―約半数(56.4%)の人が今まで有休の取得がしやすいと感じていたと回答。義務化された事によって「取得しやすい」と感じる人は7割を超えの76.1%となりました。
調査7:有給休暇の取得が義務化となりどう思いますか?
 「とても嬉しい」と回答した人は就業中本人よりもパートナーの方が17.4%多い結果に
 ―「とても嬉しい」と回答した就業中の人が26.8%なのに対し、パートナーが就業中の人は44.2%と就業中の本人を大きく上回る結果になりました。「まあまあ嬉しい」を含めるとパートナーが就業中の人は、有休取得義務化に対して「嬉しい」と感じている人は7割以上(72.1%)となることが分かりました。

■調査結果
調査1:2019年4月から、10日以上の年次有給休暇が付与される労働者に対して5日以上の有給休暇を取得させることが義務化されたことを知っていますか?
 2019年4月より10日以上の年次有給休暇が付与される労働者に対して5日以上の有給休暇を取得させることが義務化されました。それについて知っているか聞いたところ、4人に1人が「知らない」(24.0%)と回答する結果となりました。

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調査2:もし消化していない社員がいた場合、罰則として最大30万円(従業員1人当たり)の罰金が科される可能性がある事を知っていましたか?
 10日以上の年次有給休暇を付与されており、5日以上消化していない社員がいた場合罰則として最大30万円(従業員1人当たり)の罰金が科される可能性がある事を知っているか聞いたところ、約半数が「知らなかった」(48.4%)と答えました。有給休暇取得義務化は知っているが、罰則については知らないという人も一定数いるようです。

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調査3:(有給休暇取得義務対象の人)直近1年間(2018年4月~2019年3月)で何日間の有給休暇を取得しましたか?
 2019年4月より有給休暇取得義務対象の人に2018年4月から2019年3月の間で何日間の有給休暇を取得したか聞いたところ、最も多い回答は「9日以上」(51.2%)となりました。
 義務付けられている「5日以上」を満たしている人は7割を超える(72.7%)一方で、10人に1人は「0日」(10.0%)であったことが分かりました。

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調査4:(有給休暇取得義務対象の人)2019年4月以降の有給休暇はいつ取る予定ですか?
 有給休暇取得が義務化となった2019年4月以降で有給休暇をいつ取る予定か聞いたところ、男性はお盆期間となる「8月」(39.0%)、女性は祝日の無い「6月」(34.2%)に取る人が多いことが分かりました。
 男性の3位は「9月」(33.1%)となっており、シルバーウィークに有給休暇を合わせる人が多いのかもしれません。一方女性は「7月」(32.3%)が3位となっており、上位3位を6月から8月の「夏」シーズンが占める結果となりました。

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調査5:有給休暇をどのように活用する予定ですか?
 有給休暇をどのように活用するか聞いたところ、「海外旅行」(47.6%)が1位となり、2位の「国内旅行」(14.8%)に32.8%もの差を付ける結果となりました。

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調査6:有給休暇取得について取りやすいと感じていましたか?また、取得が義務化となる事で取りやすくなると思いますか?
 有給休暇の取得のしやすさについて聞いたところ、今まで「取得しやすい」と感じていた人は56.4%と半数を超えていましたが、義務化されたことによって「取得しやすくなる」(76.1%)と回答した人が7割を超え取得しやすいと感じる人は19.7%アップとなりました。

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調査7:有給休暇の取得が義務化となりどう思いますか?
 有給休暇の取得が義務化となりどう思うか聞いたところ、就業中の人は「どちらでもない」(37.2%)と回答した人が最も多く、「とても嬉しい」は26.8%に留まりました。一方で、パートナーが就業中の人は約半数が「とても嬉しい」(44.2%)と答え、就業中の人よりも17.4%も上回る結果となりました。

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■調査概要
調査タイトル :「有給休暇」に関するアンケート調査
調査対象 :10代~70代の男女1,177名
調査期間 :2019年5月7日~5月10日
調査方法 :インターネット調査
調査主体 :株式会社エアトリ